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日本郵船/燃料燃焼装置を共同開発

2005年09月11日/未分類

日本郵船(株)と子会社の(株)MTIは、舶用ボイラの燃費削減、CO2、NOx排出量削減のため、(株)日本理化学、大東工業(株)および(株)サンフレムと共同で、「水エマルジョン燃料燃焼装置」を開発した。「水エマルジョン燃料」とは水と重油を混合して生成した燃料で、重油のみを燃焼する場合に比べ燃焼効率が高くなる。同社は、同装置を昨年10月より当社運航の石炭運搬船に搭載し、船上実証実験を行っており、現在までに約8.5%(最大15.6%)の燃費節減効果を確認している。「水エマルジョン燃料」の生成には乳化剤を使用する必要があったが、今回開発した同装置の最大の特徴は「水エマルジョン」生成に乳化剤を用いず、乳化剤のコスト削減が可能となる。また、同装置はコンパクトで、既存のバーナーへ増設する方式のため現在運航されている船への搭載も可能で、汎用性があるため実用化後、多くの船舶への搭載が期待される。今後とも船上実証実験を継続し、さらなる効率性と信頼性の向上を図り、2006年度中の実用化を目指す。水エマルジョン燃料が高温になっているボイラ炉内に噴霧されることにより、水エマルジョン燃料中の水分が急激に加熱され微爆発を起こし、水の周りにある油を微細化して拡散させる。その結果、燃焼用空気との接触面積が増え、効率良く燃焼させることが可能となる。

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