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大日本印刷、日本ユニシス/ICタグで搬送器具情報を自動収集するシステム開発

2005年09月14日/未分類

大日本印刷(株)と日本ユニシス(株)は12月、共同で、ICタグを使って、製品の輸送に使用する専用台車、かご車(カゴ型運搬台車)、パレット、通い箱(箱型運搬用容器)など搬送器具の所在管理を行うパッケージシステムを開発し、販売を開始する。搬送器具管理システムは、個々の搬送器具に取り付けたICタグを、入出庫現場に設置したICタグリーダで自動的に読み取り、搬送器具の所在管理をリアルタイムに行うことで30%程度の購入コスト削減が見込まれる。搬送器具は、各工場や倉庫の在庫数、得意先への出荷数・返却数など、その所在管理が行われていないことが多く、搬送器具不足による製品の出荷障害や、紛失による多額の購入費用(例えば大手企業様では年間何億円もの購入が行われている)の発生などが課題になっている。現在、バーコードなどを使用した搬送器具の所在管理システムが販売されているが、読み取り作業の発生や、汚れによる読み取り不能など、運用上の問題点があり、普及していないのが現状。今回、両社は、これまで経済産業省の実証実験をはじめ、製造、物流、流通分野において多くのICタグを活用した実証実験や顧客の適用を通して、この分野におけるICタグの有効性、実用性があると判断し、いち早くICタグを活用した搬送器具の管理システムを提供する。搬送器具管理システムの特徴リアルタイムな所在数の把握と出荷障害の未然防止:拠点ごとのリアルタイムな所在数を把握し、保管場所の偏り、搬送器具不足による出荷障害の未然防止。不要なコスト削減:不足や紛失による搬送器具の購入などの不要なコストの削減が可能。ICタグの読取の自動化:ICタグの読取自動化により、従来の業務フローの変更が不要。管理コストの削減:棚卸し作業など、搬送器具管理作業の業務負荷の大幅な低減と、管理コストの削減可能。搬送器具のライフサイクルの管理と、効率的な運用が可能:搬送器具個々の所在や出荷先、使用回数を把握し、返却までの期間、破棄されるまでの平均的な使用回数と照らし合わせ、搬送器具のライフサイクルを管理、効率的な運用が可能。安価に短期間で運用を開始:パッケージシステムにより、安価に、短期間で運用を開始することが可能。運用をトータルにサポート可能:ICタグや機器類の提供から、システム構築、保守、システム拡張への対応など、運用をトータルにサポートが可能。UHF帯ICタグへの対応:物流分野を中心に本格的な展開が見込まれるUHF帯ICタグについても対応予定。システム構成搬送器具所在管理ソフト、ICタグ(2.45GHz)、ICタグリーダ、管理サーバー、管理用パソコンDNPと日本ユニシスは、両社でシステム設計・販売・全体マネジメントを行います。ICタグ・タグ関連機器の提供、設置、設定などをDNPグループが、システム開発、システムのカスタマイズ、システム導入・設定、保守などを日本ユニシスグループが提供する。搬送器具管理システムの価格は1式800万円(税込み)(ICタグ3,000個、ICタグリーダ2台、管理サーバー1台、管理用パソコン2台、搬送器具管理ソフト、保守費用別途)からで、両社合わせて初年度1億円2007年には10億円の売上を見込んでいる。

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