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メディセオHD、三菱商事/医療ビジネスにおける包括的な業務提携

2005年09月21日/未分類

(株)メディセオホールディングスと三菱商事(株)は、医療ビジネスにおける包括的な業務提携を行なうことを合意した。メディセオHDとそのグループは、医薬品等卸売業として全国規模の営業・物流ネットワークを持ち、医薬品、医療機器・医療材料に関する豊富な経験とノウハウがある。三菱商事は、IT、物流、ファイナンス等を組み合わせた医療機関向け経営支援ビジネスを積極的に展開している。医療を取り巻く環境が少子高齢化社会の到来により厳しさを増す中、医療機関の更なる経営改善や医療費の削減が日本社会全体の重要な課題となる一方、経済成長の著しい中国では、医療サービス分野においても大きな需要が生まれつつある。新たな医薬品、医療機器・医療材料ビジネスを推し進めるべく、以下の4分野において提携する。包括的な業務提携の内容(1)中国における医薬品流通ビジネスの共同検討中国の医薬品市場は25年間連続2ケタ成長を成し遂げ、現在約4兆円の市場規模といわれている。医薬品卸業界の合併・連携が活発化し、規制緩和による外資系流通企業の進出が加速しているが、流通には未だ多くの卸業者が介在し、必ずしも効率化が十分になされていない状況。そこで、メディセオHDの医薬品流通ノウハウと、三菱商事が中国に持つネットワーク、物流、医療分野における事業経験等を活かし、中国の医薬品流通市場への進出を検討している。(2)SPDの共同事業化SPD(Supply Processing & Distribution)とは、病院の医療用医薬品、医療材料等の物品に関して、その購買、配送、管理を一括で提供するサービス。医療機関は仕入コストが削減され、安全で効率的な在庫管理が可能となることから、医療機関全体にSPDのニーズが高まっている。従来より、両社は関係会社を通じて全国の病院に対する医薬品、医療材料のSPD事業を積極的に展開したが、仕入、運用、システム等の各業務について共同事業化によるスケールメリットを発揮し、さらに高付加価値のSPDサービスを実現する。(3)プライベートブランド品(PB品)の共同研究両社では、本体と関係会社を通じて医療関連製品のPB品を展開しているが、今後、両社のノウハウを融合させた共通ブランドを立ち上げ、共同開発・販売を行い、様々なニーズにきめ細かく対応する高付加価値製品を提供していく。(4)臨床検査関連ビジネスの共同検討三菱商事が関係会社を通じて行なっている臨床検査用医療機械の輸入、販売事業と、メディセオHDの検査機器およびそれに使用される試薬を中心にした臨床関連事業を共同検討し、機器取扱いから試薬提供までの臨床検査分野を一貫してサポートできる体制を整える。

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