日立マクセル／RFIDシステム事業移管

日立マクセル（株）は、グループ会社のマクセル精器（株）へのRFIDシステム事業移管を行う。マクセルでは、2001年よりRFIDシステム事業を開始しており、チップに直接アンテナを形成した「コイル・オン・チップ」の設計・開発力を武器に、アミューズメントやセキュリティー分野で採用されるなど事業拡大を図ってきた。マクセル精器は、1984年からICカード事業を展開しており、高レベルなセキュリティー管理体制のICカード専用の工場を保有しています。これまで、RFIDチップを搭載したICカードのほか、キャッシュカード、ETCカード、住民基本台帳カード、クレジットカードなどを製品化している。2005年10月1日付でRFIDシステム事業をマクセル精器へ移管し、相互に保有する技術力や開発力および販売力などのリソースをID関連事業（ICカード、リーダ・ライタ、応用装置等）として集約することにより、今後ますます需要拡大が期待できるIdentification（認証）の分野で、事業の拡大を目指す。