三菱ガス化学(株)は、中国南京市郊外の南京化学工業園区内におけるメタノール誘導品事業化計画を決定した。
第一期計画は、伊藤忠商事(株)、伊藤忠ケミカルフロンティア(株)と合弁会社を設立し、南京化学工業園区内に約20万m2の土地を確保して、ジメチルアミン、ジメチルホルムアミドとジメチルアセトアミドの生産設備を建設するもので、2007年末の稼動を予定している。
更に第二期計画として、トリメチロールプロパンの生産も検討しており、その後も順次メタノール誘導品を展開する。
南京化学工業園区は、南京市郊外に位置する中国有数の化学工業地域で、揚子江を利用した大型船舶によるメタノール輸送が可能であること、また周辺の大規模石油化学プラントからアンモニア、COなどの原料を入手することが容易であることから、メタノール誘導品事業の進出先としてこの地区を選定した。