三菱ガス化学は11月18日、モノメチルホルムアミド(NMF)の新規事業化を決めたと発表した。
新潟市の新潟工場のジメチルホルムアミド(DMF)生産設備(設備能力3万8000トン/年)の一部を転用し、NMF/DMF切替運転により2010年春から年産7500トンの生産を開始する。
NMFは主に電子材料向けに使われるほか、医薬・農薬の合成における抽出溶媒、塗料用溶剤などとして幅広く使われている。今後、電子材料向けを中心に年率10~15%の需要拡大が見込まれる。
同社は、需要の伸びが期待できるNMFをメチルアミン系製品のラインナップに加えることで、国内唯一のメチルアミンメーカーとして事業強化を図る考えだ。