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三菱商事/コンテナセキュリティ事業へ参画

2005年10月17日/未分類

三菱商事(株)は、米国General Electric Company社グループ(以下:GE)より、海上コンテナのセキュリティ機器の供給とグローバル情報サービス事業を展開する、GEの100%子会社GECommerce Guard AB社(スウェーデン・ストックホルム)の株式を一部取得し、同時に日本における同機器の独占販売の権利を獲得し、また、情報サービス事業をGEと共同で展開する。

9.11事件をきっかけに、米国政府は、国家安全保障の観点より、米国税関職員を世界の大手港に派遣したり、米国向け出航の24時間前には出荷内容の連絡を義務付ける等、米国に入る年間約10百万個の海上コンテナに対するセキュリティを高める具体的方策を次々と打ち出してきた。

一方、海上コンテナが外国でバンニングされ、閉られた後、仕向け国に到着するまでの物流において確実に開封されていないことを担保するシステムの導入が検討されてきた。

数年にわたる実証試験の結果、物流自体を極力阻害しないことも重要な要素であるとの認識のもと、海上コンテナを閉じる際に、封印を電子的に行い、輸送中の複数のポイントにおいて、この封印情報が維持されていることを確認することにより、セキュリティを確保するシステムの導入が検討されている。

GECommerce Guard社は、独自に技術開発したコンテナ扉の電子封印機器であるコンテナ・セキュリティ・デバイス(CSD、添付写真御参照)を中心とした製品の販売と封印情報を提供するグローバルサービスを目指しており、米国を中心とした各国の海上コンテナ貨物のセキュリティ対策を目的に、コンテナ船社・荷主等へのサービス展開を行う計画。

同社のCSDは不良検知率1%未満と完成度が高く、全世界での対応が可能な周波数帯を採用していることを特長としている。

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