エア・ウォーター(株)は、将来に向けてエア・ウォーターグループ成長力の維持向上とこれによる企業価値の最大化を目的に、ケミカル事業の統合再編を実施する。
この事業再編は、ケミカル事業本体の強化拡大と、今後有機化学技術とのコラボレーションにより先端分野での展開が期待できる産業から医療にわたるガス関連事業の競争力強化を目指すもの。
同社のケミカル事業は、タテホ化学工業(株)、エア・ウォーター・ケミカル(株)、エア・ウォーター・ベルパール(株)の3社の独立した事業体で構成、独自の戦略にもとづき運営されている。
今回の事業再編はこれら3社の経営資源の集中と一体運営による効率化を実現する取組みとして、タテホ化学の完全子会社化、エア・ウォーター・ケミカルおよびエア・ウォーター・ベルパールを吸収合併することで推進する。
エア・ウォーター本体での一体的な経営体制を確立し、経営資源の結集とその共有化を図り、迅速かつ効率的な事業展開を推進するために、3事業会社の統合再編を取り進め、ケミカル事業を4年後には800億円規模への拡大を目指す。
タテホ化学との株式交換による完全子会社化を平成18年2月1日、エア・ウォーター・ケミカルの吸収合併とエア・ウォーター・ベルパールの吸収合併は平成18年4月1日。