エア･ウォーター（株）は、平成18年3月期中間決算短信（連結）の中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標で、「営業利益率の向上」は、労働生産性の向上を図り、資材調達や総コスト点検によるトータルコストリダクション、全事業にわたるITの活用・配送の効率化による物流コストの削減を行い、営業利益率7％の達成を目標としたとしている。
経営成績では、エア・ウォーター・エモト（株）が、物流体制の効率化に取り組むとともにトータルコストリダクションを積極的に推進したという。
その他の事業では、食品物流で、低定温に特化し、順調に推移した。従来からの物流のノウハウを生かし受入、検査、ピッキング、セット、配送を一貫して実施する3PLを新たな事業として推進し、さらに昨年より独自の全国ネットワークを活用した小・中ロット荷物のローコスト配送であるCSライナー（シャシー）輸送が、順調に拡大している。
また、肥料・飼料の共同配送の提案など、ソリューションロジスティックスの展開にも積極的に取り組んでおり、血漿輸送、NAT検体輸送事業は、低定温技術が高く評価され、引き続き日本赤十字社から全面受託している。
