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ハマキョウレックス/平成18年3月期中間決算短信(連結)

2005年11月06日/未分類

(株)ハマキョウレックスの平成18年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。
経営成績及び財政状態

物流の効率化と物流コスト削減を実現し、より一層の高収益体質を目指す企業が増加しており、物流のアウトソーシングへの機運は依然として高まってきており、こうした各企業のニーズに応えるべくコンサルティング能力を最大限に生かし、最適の物流システムを提案し、積極的に事業展開を果たした。

同グループでは、「近物レックス(株)の経営改善」をグループ全体の重要な経営課題とし、当中間連結会計期間においては、次のような取組みを実施した。
①月1回のハマキョウレックス経営連絡会議に、4月より近物レックスの支店長等管理者が順次交替で参加し、ハマキョウ流の予算管理手法を中心に研修した。
②5月より両社のトップも参加し、毎週土日を利用して各エリア別に勉強会を開催し、「全員参加の経営」・「日々決算(収支日計表)」等のハマキョウイズムの浸透を現場レベルで行った。
③収入の確保には、「全員参加」のスローガンのもと、全店所員にて荷主への定期訪問を強化し、荷主ニーズの把握と、輸送品質の向上に努めた。また、ハマキョウグループとのタイアップセールス及び自社便配達区域の拡大により車輌稼働率を向上させ、経営資源の有効活用を図った。
④収支改善は、不採算荷主との取引見直しの他、8月から利用運送料と残業時間の日々管理を新たに導入し、コスト削減に努めた。

これらの結果、当中間連結会計期間において営業収益は、387億95百万円と前年同期比256億2百万円(194.1%増)と大幅に増加した。

利益面は、近物レックスの商号変更に伴う車輌・看板の塗り替え費用等1億80百万円と、原油価格高騰による燃料費用増1億81百万円の影響はあったが、営業利益は14億52百万円と前年同期比4億11百万円(39.5%増)、経常利益は14億46百万円と前年同期比4億24百万円(41.6%増)、当期純利益は6億12百万円と前年同期比1億27百万円(26.3%増)といずれも増益となり、過去最高を更新した。

セグメント別の状況
同グループは、従来は3PL物流を中心とする物流センター事業が90%以上を占めたが、当中間連結会計期間は36%まで低下し、貨物自動車運送事業のウエイトが64%へと高まっている。これは、前連結会計年度に近物レックスと高塚運送(株)を子会社化したことに加え、当連結会計年度より東海乳菓運輸(株)を連結対象としたことによるもの。

物流センター事業
当中間連結会計期間においては6社の物流を新規に受託し、4社を上半期中に立上げた。このうち新物流センターとしては2センターを、松本(5月・飲料品)と静岡(8月・食料品)にそれぞれ立上げ、残り2社は、三好(6月・食料品)と相模原(8月・健康食品)の既存センター内にそれぞれ立上げている。

また、既存取引先との取扱物量の増加から新設準備を進めた藤沢センターが、8月に完成し稼働している。さらに、既存取引先の大幅な物流コスト削減を実現するため建設を進めたあずみ野センターが9月に完成し、自社センターとして再稼働している。

残り2社および前期受託の1社は、平成18年1月と2月に各1社を、次年度18年10月に1社を稼働するべく、それぞれ立上げを目指し準備を進めている。

この結果、当中間連結会計期間における物流センター総数は前期末比3センター増加し、43センターとなった。

当中間連結会計期間は、物流センター運営の充実による増収と前期オープンしたセンターがフル寄与したこと等により、営業収益は141億12百万円と前年同期比18億47百万円(15.1%増)となった。

営業利益は、新規取引先のセンター初期費用と既存センターの新システム導入に伴うコストアップ等が発生したが、10億37百万円と前年同期比41百万円(4.1%増)となり、それぞれ増収増益となった。

以前より更なる物流管理品質の向上に努めた結果、6月に川口センター(医薬品)においてISO9001:2000の認証を取得し、今後も新規取引先および既存取引先の物流ニーズに応えるべく、最適の物流システムを提案し、積極的な事業展開を果たす。

貨物自動車運送事業
近物レックスが連結子会社として増加したことにより、営業収益は246億82百万円と前年同期比237億95百万円(2681.0%増)と大幅増加となった。営業利益は、原油価格高騰による燃料費用増加及び近物レックスの商号変更に伴う費用の影響があったが、4億10百万円と前年同期比3億64百万円(792.1%増)。

通期の見通し
引続き「近物レックスの経営改善」をグループ全体の重要な経営課題とし、具体的改善策をグループ全体で強く押し進め、3年後には営業収益550億円、営業利益22億円を実現し、近物レックスの株式公開を目指す。

平成18年3月期の業績の見通しは、期初計画通り連結営業収益は810億円(前期比57.1%増)、連結経常利益は35億円(同32.8%増)、連結当期純利益は16億50百万円(同44.7%増)を見込んでいる。

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