DHLは、玩具メーカーLEGO（レゴ）グループが欧州配送センター（EDC）をチェコのプラハに集約するのを受けて、同社の欧州域内のロジスティクス業務を受託する。
契約にあわせてDHLは、年明けに、新たに専用のロジスティクスセンターを稼動させる。LEGOはドイツのフレンスブルグ（Flensburg）とホーエンベシュテッド（Hohenwestedt）、デンマークのビルン（Billund）、フランスのリヨン（Lyon）とダンケルク（Dunkerque）の計5カ所の配送センターを閉鎖するとともに、あらゆる欧州の物流機能をプラハ近郊のJirnyのEDCに集約する。
新EDCは、LEGOの欧州域内の顧客への配送と、北米を除く世界各国への配送のための物流センターとなる。建設計画は二段階に分かれる。「フェーズ1」では、現在建設中の2万8000平方メートルの倉庫が中核施設となり、今年12月中旬に稼動予定。「フェーズ2」でも、フェーズ1と同規模の施設を建設することしており、稼動は来年3月中旬を予定している。
EDCは合わせて5万6000平方メートル規模となり、受託先のDHLにとっても中欧地区での最大級の物流施設となる。（翻訳）
