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NEC/温室効果ガス排出量削減の施策立案支援システム開発

2005年12月01日/物流施設

NECは、企業や地方公共団体における温室効果ガの排出量を収集・分析し、削減施策の立案を支援する「温暖化対策ソリューション」を商品化し、販売を開始する。

本ソリューションは、(1)各事業拠点から温室効果ガス排出量算定のための基礎データを収集し、環境省ガイドラインに準拠かつ第三者機関による検証に対応可能な「排出量算定報告書」を自動作成、さらに全体最適視点で排出量削減の施策立案を支援する温暖化対策支援システム「SustainaS olution(サステナソリューション)/GHG」と、(2)企業の事業特性に適した排出量の算定方法や排出削減施策立案を支援するコンサルティングサービスを中核としている。

2006年4月には、企業や地方公共団体の事業活動におけるガス排出量の算定・報告・公表を義務化する「改正地球温暖化対策推進法」が施行され、国内排出量取引制度の導入も検討されるなど、今後、企業や地方公共団体には排出量の精緻な収集・算定や排出量削減対策立案が必要となってくる。

その一方で、こうした対応を手作業で実施した場合、莫大な作業工数の新たな発生や、事業拠点ごとの部分最適な排出量削減への投資が懸念される。

新システムの利用により、排出量データの信頼性を確保するとともに、排出量の収集・分析・報告書作成・改善施策立案という一連の温暖化対策にかかる作業工数を最大40%削減する。また、拠点単位ではなく全体最適視点での排出量削減施策が可能となることで、排出量削減に係る投資コストについても最大30%の削減を見込んでいる。

NECではこれまで、環境省排出量取引試行事業(2003年度)への参画や、グループ内6拠点における「Sustaina Solution/GHG」の実証を行うなど、環境経営の実現に積極的に取り組んだ。このソリューションは、こうした活動で培った技術・ノウハウをベースに商品化したもので、「温暖化対策ソリューション」について、今後3年間で40億円の売上を目指している。

「温暖化対策ソリューション」を構成する製品・サービスの価格は、温室効果ガス排出量の算定・報告書作成、評価・分析、最適削減施策立案を支援900万円~、コンサルティングサービス温室効果ガス排出量算定、排出量削減施策立案等のノウハウ提供300万円~。

企業のCSRの観点からも環境対策を強化する機運が高まっており、ITを活用した環境対策の市場は2010年には3,000億円規模に達すると言われている。

詳細は下記アドレスを参照。
http://www.sw.nec.co.jp/eco/sustaina/

問い合わせ
NEC
市場開発推進本部システム概念開発グループ
電話03-3798-6391
sustaina@ghg.jp.nec.com

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