BASFは、日本の中間体事業を見直し、医薬品業界やエレクトロニクス業界などをターゲットにしたスペシャルティ製品に資源を集中させる。
今後は、アジア市場全体に向けてスペシャルティ製品を開発するために、すでに中間体の新規事業開発チームを東京に設置し、日本市場を特に意識した体制を構築した。BASFは中間体市場としては日本を重要視しており、新設された開発チームは顧客の事業のさらなる発展をサポートする。
戦略の見直しの一環として、三重県四日市事業所のTHF/PolyTHFRの生産活動を2006年上半期中に終了する。
このプラントは、主に中国繊維市場向けに製品を供給してきました。四日市事業所にはこのほか、製紙、熱可塑性ポリウレタン等を生産する設備があるが、THF/PolyTHFR以外の製品の生産活動は今後も継続する。
四日市事業所が日本市場向けに生産していたTHF/PolyTHFRは、今後は世界中で展開するBASFの統合生産・経営システム拠点「フェアブント」から、これまで通り日本のお客様に供給を継続する。
今回の生産活動の終了により、約25人の従業員に影響が出る見込みで、社内異動や早期退職制度等を活用し対応している。なお、BASFの従業員数は日本全体で1,100人を超える。
