水島エルエヌジー（株）（新日本石油50％、中国電力50％）は1月16日、第1船のＬＮＧ船を受け入れ、3月下旬までの予定で水島ＬＮＧ基地の総合試運転を開始した。
試運転では、ＬＮＧ船を8日間停泊させて行う配管やタンクのクールダウンに続き、平成14年11月より新日本石油精製（株）水島製油所内にて建設工事を行ってきた水島ＬＮＧ基地の各種設備や機器の機能確認および総合調整を行い、4月から開始予定である中国電力水島発電所、地元都市ガス各社および産業需要家への天然ガス・ＬＮＧの供給体制を整えている。
水島エルエヌジーは、都市ガス会社や産業用の天然ガス需要が堅調であることから、新日本石油ならびに中国電力と共同で、ＬＮＧ貯蔵タンク1基を含む基地設備の増設について、ことし3月末を目途に技術的・経済的検討を進めている。
水島エルエヌジー株式会社概要
設立：平成13年12月21日
資本金2億円
株主構成：新日本石油(株)50％、中国電力(株)50％
所在地：岡山県倉敷市水島海岸通4－2
代表者：三宅俊作
設備
ＬＮＧタンク：16万KL×1基
受入設備：14万5千立方メートル級ＬＮＧ船対応
将来1基増設可能
気化設備：3台
払出設備：配管他
営業開始：平成18年4月（予定）
供給先：電力、都市ガス、産業用需要等
