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イオン/「買物ナビカート」による電子タグ実証実験実施

2006年01月26日/IT・機器

富士通(株)は、イオン(株)、大日本印刷(株)と共同で、2006年2月6日(月曜日)から3月12日(日曜日)までの期間、ジャスコ八千代緑が丘店(千葉県八千代市)において、経済産業省の平成17年度電子タグ実証実験「日本版フューチャーストア・プロジェクト」(未来型店舗サービス実現のための電子タグ実証実験)を実施する。

本実証実験(プロジェクト名:総合スーパー版フューチャーストア)では、スーパーの食品売り場に、電子タグ読取機などを接続した情報端末を装備した「お買物ナビカート」を導入し、商品陳列棚には電子タグ付き棚札を添付する。

買い物中の顧客は、電子タグ付き棚札に電子タグ読取機をかざすことで、商品の特徴や使い方などの商品関連情報をはじめ、さまざまな情報を情報端末に表示させることができる。

富士通は本実証実験において、電子タグ、電子タグ読取機、情報端末などを提供し、システムを構築する。

経済産業省の「日本版フューチャーストア・プロジェクト」は、多様な小売業態での電子タグ活用による顧客満足度の向上および店舗業務の効率向上の可能性を探り、国際標準に基づいた電子タグの小売業界への普及と実用化促進を狙いとして進めている。

本実証実験はその一環として行われるもので、スーパーの食品売り場に、電子タグ読取機やバーコードスキャナなどを接続した情報端末が装備されたショッピングカート「お買物ナビカート」を25台導入し、約500アイテムの商品の陳列棚に、電子タグ付き棚札を添付する。

これにより、お買い物中のお客様は、電子タグ付き棚札に電子タグ読取機をかざし、電子タグを読み取ることで、商品の特徴や使い方などの商品関連情報や、テレビCMなどのプロモーション情報を、情報端末に表示させることができる。

また、情報端末の操作により、チラシ情報やお料理レシピの照会、フロアガイドの確認、商品の陳列場所の検索などを行うことができる。

さらに、「お買物ナビカート」が特定位置に移動した際に、情報端末に商品カテゴリーのお役立ち情報などを自動で送信する実験も行う。

な「お買物ナビカート」に搭載する情報端末の開発は、富士通フロンテック(株)が行っており、「お買物ナビカート」の店舗での導入は本実証実験が初めてで、今回の実証実験の結果を踏まえ、今後さらに小売業界の「フューチャーストア」構築に向けて継続的に支援する。

実証実験概要
期間:2006年2月6日~3月12日
実施店舗:ジャスコ八千代緑が丘店
千葉県八千代市緑が丘2丁目1番3
(東葉高速鉄道東葉高速線「八千代緑が丘」駅前)
TEL047-458-5211(代表)

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