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高島屋/物流部廃止、ヤマト運輸に全面委託

2006年03月02日/3PL・物流企業

(株)高島屋は3月1日、物流部を廃止し、物流管理機能を(株)ティー・エル・コーポレーション(3月1日より(株)高島屋物流に社名変更)に一元化する。

ヤマト運輸(株)が3月1日から、高島屋の全国15店舗の配送と流通加工も含めた「物流フルアウトソーシング」を受託し、開始するため。

平成16年3月から関東地区における高島屋の配送をヤマト運輸に委託し、その結果、「配送日数の短縮、配送戻り品の減少、きめ細かな配達・再配達の時間帯指定など、サービス品質が向上し顧客評価が高まった」「人件費等の固定費、設備費(投資)等を変動費化できた」という実績が出ていた。

委託内容
(1)包装指示書の集約
商品を包装して出荷するのに必要な前作業(ピッキング・包装紙の種類・「のし」の有無など)の指示書取りまとめ。
(2)流通加工
指示書に基づいて、商品の包装・伝票添付など、発送に必要な加工を実施。
(3)宅配
出荷状態になった商品を、宅急便で配送。
(4)荷物調査
配送状況などについて高島屋に寄せられるお客様からのお問い合せに対応。
(5)店舗物流
高島屋の各店舗に納品される商品について、納品確認・検品・値札付け・各売場への配送などを実施。

なお、今回の物流フルアウトソーシングに関し、情報システム構築・大型家具配送などの面では、ヤマトグループ内の関係会社が協力している。

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