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住友スリーエム/SCM実行系ソフト販売開始

2006年04月10日/未分類

住友スリーエム(株)は、基幹システムとの連携運用が容易に行え、機能付加・変更をソースコードを使用することなく実施でき、処理情報の可視性に優れ、先進技術の迅速な導入を可能にするサプライチェーンの実行系ソフトウエア「ハイジャンプ」ソフトウエアの事業展開を始めた。

同時に効果実証とアジア地域の3M製造拠点のベンチマークとして岩手スリーエムでの導入プロジェクトをスタートさせた。

資材や製品の調達から在庫管理、製造、配送までのフローとライフサイクルを最適化し戦略的に管理する経営手法の一つにSCMがある。

しかし、製品サイクルの短縮化、消費者ニーズの多様化、グローバルチェーン化など経営環境の変化に加えて、在庫低減、納期の短縮、競合との差別化、キャシュフローの改善、トレーサビリティなどの課題が山積しており、製造拠点では一層の生産性向上と内部や外部の変化に対する素早い対応が求められている。

自社内に複数のソリューションが存在したり、追加的な製造品目やボルトオンなどへの対応のためのモジュール間の統合が困難なケースがあります。またレガシー・システムの高コスト化に伴うアップグレードや変更が容易に実施できないなどの問題があり、SCMについての取り組みに企業間で格差が生じているのが現状だった。

同社は、2004年1月にSCM実行系ソフトウエア市場において全米でトップクラスの実績を持つハイジャンプ社を買収し、独立した法人として事業展開を開始した。

「ハイジャンプ」ソフトウエアは、米国を中心に700を超えるサイトで採用されており、その中には日本のエレクトロニクス企業も含まれている。3Mも自社の製造拠点に導入するとともに、大手流通や国防省関連のRFIDプログラムの進展に対応したソフトウエア技術の拡張性も期待している。

「ハイジャンプ」は、倉庫管理からイベント管理、サプライヤー管理、製造管理、RFIDに至るまでの機能別のモジュールで構成された、WEBベースのサプライチェーン実行系ソリューション。

統合されたインターフェイスで、標準的なERPに加えて、企業独自のシステムとシームレスな連携運用が可能で、システム自体は、ユーザーの戦略変更や外部環境の変化に従い機能を自由に構築でき、そのためにソースコードを変更する必要がなく、新しい技術やサービスの導入への迅速な対応が可能。

また、ユーザーフレンドリーなダッシュボード思想により処理情報の可視性が高く、また優れた操作性により現場での簡単な業務プロセスの変更はユーザー自身で設定可能となっている。

同社では、SCMの効果実証と3Mがグローバルに推進するGBPIの2つのベンチマークを兼ねてテープ製品やファスナー製品の製造事業所である岩手スリーエム(株)に導入する。

立てを行う同社の課題であった部品在庫の精度向上と、生産性向上のため、<ハイジャンプ>ソフトウエアの倉庫管理システムが導入されました。ホストシステムと連動し、システム導入以前は75%から80%であった部品在庫の精度が、導入後97.5%から99%に向上、ピッキングやキッティング・プロセスに対応した在庫管理を推進している。

詳細は下記アドレスを参照。
http://www.mmm.co.jp/tape-adh/scs/index.html

なお、東京、大阪で説明会を開催する。

問い合わせ
住友スリーエム(株)
ISSプロジェクト部
電話03-3709-9417

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