LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

ヒューテックノオリン/平成18年3月期決算短信

2006年05月02日/未分類

(株)ヒューテックノオリンの平成18年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。

同社グループは、物流品質の更なる向上とローコスト・オペレーションを念頭に、可能な限りITを駆使したマテハン機器(荷役機器)の導入などにより、業務の安定化を図り、物流の安全・安心を寄託者企業に提供するなど多様な物流ニーズに対応した。

冷凍食品の共同配送事業におきましては、大手冷凍食品メーカーの全国一括物流の受託をはじめ、首都圏や大阪地区などの大都市圏を中心とした拠点での取り扱い物量の増加を図ることができた。

また、本格稼働を開始した加須営業所(埼玉県北埼玉郡)や戸田支店(埼玉県戸田市)の新倉庫なども着実に物量の確保を始めている。チェーンストア物流は、平成17年10月に開設した大田センター(東京都大田区)の稼働により取扱物量が大幅に伸びた。

以上の結果、営業収益は296億3千3百万円(前期比6.0%増)となった。経常利益は18億2千3百万円(6.5%増)、当期純利益は特別利益の計上があり、10億5千9百万円(20.0%増)。

セグメント別の状況
運送事業部門
冷凍食品メーカー・商社の共同配送や首都圏でのチルド物流などにおいて、取扱物量が増加した。連結子会社である(株)ヘルティー(埼玉県越谷市)も、運送部門が堅調に推移したことなどにより、営業収益は198億7千9百万円(7.0%増)、営業利益は31億3千2百万円(11.6%増)。

倉庫事業部門
新寄託者の獲得と既存寄託者との取り組みの強化などにより、営業収益は75億3千1百万円(3.4%増)となったが、外注費等の増加により営業損失は4千7百万円(前年同期は7千1百万円の利益)。

その他事業部門
関東工場(埼玉県越谷市)における冷凍食品等のリパック(小袋パック詰め加工)の受託増になったことなどを主因に営業収益は22億2千2百万円(6.7%増)、営業利益は1億8千4百万円(10.1%減)。

次期の見通し
新設の大型拠点の早期安定稼働等がポイントとなるが、平成18年4月1日に開設した関東第二支店(埼玉県越谷市)、関西圏の物量増加に対応した関西支店第二センター(大阪府高石市)等の安定的な早期フル稼働を図ることが大きなテーマとなる。

業務移管計画に合わせた稼働率の順次上昇、立ち上げに伴う経費増などにより、次期前半は増収効果が期待できない面があるが、早期フル稼働の実現と他店所での営業努力と合わせ、通期では相応の増収を確保できるものとみている。

一方、関東第二支店のほか関西支店第二センター開設、昨年来の戸田支店(埼玉県戸田市)の新倉庫リニューアルや関東中央支店(埼玉県南埼玉郡)の惣菜工場建設等に伴う減価償却費の負担増も全体の業績確保への圧迫要因となっている。

このため、単体では、中間期で前期比増収減益となり、通期では増収経常微増益を見込んでいる。今期は投資負担先行の見込みではあるが、いずれの投資も今後の成長戦略上欠かせないものであり、次期以降において投資効果を実現させていく。

連結子会社である(株)ヘルティーは、運送事業に軸足を置き、規模の拡大と同時に自車稼働率の向上を図り、高品質の物流サービスを提供し、(株)全農協同流通は、寄託者の体制変更に機微に対応できるような機能を構築し、組織強化と要員の適正配置を目指す。

以上の結果、次期の連結業績予想は営業収益は321億円(8.3%増)、経常利益は18億6千万円(2.0%増)、当期純利益は10億6千万円(0.0%増)を予想している。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース