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日本ロジテム/平成18年3月期決算短信

2006年05月17日/未分類

日本ロジテム(株)の平成18年3月期決算短信(連結)の経営成績は、下記のとおり。

「日本一信頼される企業グループ」を目指し、業績および品質の向上、環境・安全への積極的な取り組みを重点課題と捉え、グループ一丸となって取り組み、平成17年4月の組織変更によりグループ会社の管理体制の強化を目的に「関連企業本部」を設置したほか、「品質管理部」を設置し、品質向上および業務改善部門を強化し、ローコスト・オペレーション活動にも継続して取り組んだ。

一昨年より導入を開始したデジタル式運行管理機器を平成17年9月までに国内の全事業用車両に装着を完了し、エコドライブ、安全運転および運行管理の強化の徹底を図った。

また、前連結会計年度に引き続き、営業拡大と事業の見直しを目的にグループ企業の再編にも取り組み、平成17年4月にグループ内で重複していた什器等の施工関連事業の集約を目的として「施工センター」を新設し、受注体制の強化を図った。

営業エリアの拡大として、平成17年10月に福岡県の地場物流企業との合弁で福岡ロジテム(株)を設立し、首都圏、中部圏、近畿圏に続き、九州圏への物流ニーズにグループ内で対応できる体制を構築した。

平成17年5月に連結子会社で行っていた自動車分解整備事業から撤退し、外注化することで整備コストの低減を図り、非連結子会社で行っていた情報処理事業をシステム部門に一本化し、当該会社を平成18年3月に清算した。

海外は、平成17年9月に中国国内の物流に対応すべく、ロジテム(上海)倉庫有限公司を設立し、輸出入貨物を取り扱うロジテム(上海)物流有限公司と併せ、上海地区において国内貨物、輸出入貨物いずれもグループ内で対応できる体制を構築した。

営業の成果は、ロジテムインターナショナル(株)において、営業拠点の統廃合に伴う港湾関連業務の縮小等により営業収益は減少したが、作業効率化が進み営業利益が増加したことに加え、前連結会計年度に比べ特別損失が大きく減少したことなどから、大幅な増益となった。

阪神ロジテム(株)も、拠点統廃合などの業績改善策が奏効し、黒字転換した。また、ベトナム2社が既存得意先の業容拡大、日系の新規進出企業の増大を背景に、営業倉庫、貨物自動車、乗用自動車を増強し、現地従業員数も2社合計で1,000名を超える規模となり、営業収益、当期純利益ともに大きく伸ばした。

さらに、前連結会計年度より連結範囲に加えた大阪信和運輸(株)、(株)ロジテム軽貨便も堅調に推移した。

日本ロジテム(株)単独は、営業開発部門の強化による倉庫稼働率の向上に加え、倉庫内作業の効率化などの効果が現れ、営業原価率の低減を図ることにより営業利益は大幅に増加したが、遊休不動産の売却などによる特別損失の計上があり、当期純損失の計上となった。

以上の結果、当連結会計年度の営業収益は、325億5千6百万円(前年度比0.7%増)、営業利益は9億2千6百万円(103.1%増)、経常利益は8億3千5百万円(121.1%増)となった。当期純利益は、3億9千6百万円(前年度は当期純損失4億1千2百万円)となった。

次期の見通し
営業収益33,700百万円(前期比3.5%増)、営業利益1,100百万円(18.8%増)、経常利益1,000百万円(17.2%増)、当期純利益540百万円(38.9%増)を見込んでいる。

日本一信頼されるグループを目指し、多様化する得意先ニーズに応えるため、営業企画部門の強化、情報システム部門の強化などにより、提案型営業力を強化し、営業収益の拡大を図っていく。また、配送センターにおける作業改善に継続的に取り組み、ローコスト・オペレーション活動を積極展開する。

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