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UCC上島珈琲/グループの業務用卸事業再編、物流融合

2006年05月17日/未分類

UCC上島珈琲(株)は、全国81か所の販売拠点と売上約326億円のUCCの業務用卸事業の販売機能の全てを子会社ユーシーシーフーヅ(株)(以下:UF)に完全に統合する。

多様化する外食産業のニーズに柔軟に対応できる事業体制を確立し、業務用食品卸専業でNO.1を視野に入れ、グループの業務用卸部門を再編するもの。

再編後の新UFは業務用食品卸専業としては国内最大級の売上高874億円と最多販売拠点数96か所、従業員数1,400名、得意先軒数約10万軒を擁する規模となり、2008年3月期には売上高1,000億円の業務用卸専業NO.1企業として、株式の公開を目指す。

また、UCCは、レギュラーコーヒーのNO.1メーカーとして、マーケティングと生産機能の徹底的な強化を図り、国内シェア30%を目指す。

外食店を支える業務用卸業界の競争は、購買仕入や物流でのコスト競争力はもとより、メニュー提案力や独自の魅力ある商品の開発力へと変化している。

UCCは、こうした業界動向に対応して更なる競争力を強化するには、グループの業務用卸部門を再編することによって経営資源の有効活用を一層進め、多様化する外食産業のニーズに対応できる体制を再構築することが不可欠と判断し、2003年4月にUCCの業務用卸事業の一部をUFに分割した。

その後約3年間に亘り販売チャネルの多様化や独自ブランドの商品開発などによる事業基盤の整備を進めた結果、安定的収益とサービス体制が整ったものと判断し、残り全ての事業を分割移管することを決定したもの。

この事業再編で、UCCを分割会社とし、UFを承継会社とした会社分割制度の分社型(物的)吸収分割(簡易分割)方式を採用する。

UCCグループの業務用卸事業の拠点数は、現在UCCが8営業部、81支店、UFが8営業部、34支店あが、再編による結果11営業部、96支店となり、全国を網羅した3温度帯(冷凍・チルド・ドライ)の物流網が整うことになると同時に、別会社として運営する北海道と沖縄を加えて全国を隈なくカバーするネットワークが完成する。

UFの持つ独自性とスピード性に優れた商品開発力や4万アイテムを超える品揃え、それに物流を始めとする利便性が融合されることで、他の業務用卸にはない顧客ニーズに対応した付加価値の高いサービスを提供できる体制が整う。

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