アビームコンサルティング（株）とSAPジャパン（株）は、（株）ヨドバシカメラの顧客情報管理システムの構築を完了、安定稼動を確認した。
ヨドバシカメラでは、今後も継続的な成長を維持するために、独創的なビジネスモデルを柔軟かつ迅速に実現させていく予定で、このビジネスプロセスを開発・維持発展させていくITプラットフォームとして、SOA（サービス指向アーキテクチャ）に基づくITプラットフォームの採用を決定した。
新しいITプラットフォームにおいて今回開発された顧客情報管理システムは、ヨドバシカメラの各店舗やインターネットなど各チャネルを通してのリアルタイムでの顧客情報更新・照会を可能とするシステム。
システムが提供するビジネスプロセスはヨドバシカメラ独自性を強化するかたちで設計され、システムプロセスにおいては、柔軟なシステム改修・追加を可能にするように、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいて設計・開発されている。
今回の導入は、SAPが提唱するEnterpriseSOA（エンタープライズサービス指向アーキテクチャ）の概念に基づいて設計が行われた。
システムが提供する機能をサービスとして取り扱い、サービスを組み合わせる事によって柔軟で
速やかなシステム開発が可能となり、システム基盤としてSAP Net Weaverプラットフォームを採用し、プロジェクトにおいて開発された各種サービスを連携することでシステム構築を実現した。
アビームコンサルティングは構想策定の基本設計段階から稼動に至るまで、プロジェクトを全般的に支援し、約9ヶ月たらずという短期間でプロジェクトを稼働させ、プロジェクトにはアビームコンサルティングのコンサルタントが参画し、ABAPやJava言語での大量のプログラム開発についてはアビームコンサルティングが上海に擁するグローバル・デベロップメント・センターを活用し効率的な開発を実現した。
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