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日立製作所/土木工事車両の位置情報を把握し、施工業務管理に活用

2006年06月09日/未分類

(株)日立製作所と(株)キックは、日立の位置検知システム「日立Air Location)」と、キックの施工情報管理システム「c2m Professional」との連携による「位置情報活用施工情報管理ソリューション」を開発し、渡辺建設(株)に納入した。

ソリューションは、掘削した土砂を積載するトラックにICタグを取りつけ、作業現場に設置した基地局でその位置情報をリアルタイムに収集し、施工情報管理システムで車両の入退出状況、作業時間等を把握するもの。

造成工事は、施工管理やコスト管理を行うため、土砂を運搬する車両数を正確に把握することが求められているが、工事の進捗に伴い、状況は日々変化すること、工事期間も制約されていることなどから、土砂の運搬に使用された車両数、車両の位置を正確に把握することは非常に難しい状況。

こうしたニーズに対応して、日立とキックでは、土砂運搬車両の場内入退出回数に着目し、新ソリューションを開発した。

検出した位置情報にもとづいて運搬車両の場内入退出回数を計算し、これを全車両について集計することで、土砂運搬の進捗状況を把握することが可能になった。

また、土砂廃棄場所にも基地局を設置することで、土砂運搬にかかる時間を車両ごとに把握することが可能。

本ソリューションは、渡辺建設施工の「国土交通省発注上阿久津改良舗装工事」での情報化施工実証実験に適用されている。

日立とキックでは、今回の実証実験にあたり、国土交通省が策定している「国土交通省CALS/ECアクションプログラム2005」にのっとり、施工業務における「情報共有・連携」、「業務プロセスの改善」を目的として、本ソリューションの開発を行った。

問い合わせ
(株)日立製作所
ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー
担当:池濱、石野
TEL03-4564-4376(直通)

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