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丸紅/中国の硝酸プラントから排出される亜酸化窒素分解による温暖化ガス排出権取得

2006年06月15日/未分類

丸紅(株)は、中国安徽省の淮化集団公司および山東省の青島恒源化工有限公司と、同硝酸プラントから発生する亜酸化窒素(N2O)を分解し、京都議定書に基づくCDM事業を推進することで合意した。この2つの事業から獲得できる排出権は年間約100万トンを見込んでいる。

NOXが法令により排出量が制限されているのに対し、N2Oについては排出規制はないものの、温暖化係数は二酸化炭素(CO2)の310倍と非常に高く、これを分解することは地球温暖化を防ぐ方法としては非常に効果的。

これまでアジピン酸を生産する過程で排出されるN2Oの分解は、韓国などで国連登録がなされていますが、硝酸プラントから排出されるN2Oを分解することによるCDM事業はこれまで例がなく、丸紅は中国では初めての実施を目指します。今後同種案件が続々と実現するものと期待されている。

丸紅は、必要資金の供与、技術設備の提供、CDM化するためのPDD(Project Design Document)の作成、国連認証取得のサポート、排出権の全量買取保証などを通じ、案件を推進する。

予定(両案件)
両国政府承認:2006年9月
国連承認:2006年12月
CER産出:2007年第4四半期

丸紅はJMD温暖化削減(株)に出資し、中国浙江巨化股分有限公司でのフロン分解事業(排出権560万トン/年)を実施しているほか、韓国の2ヶ所の風力発電によるCDM案件も国連に登録済みだが、本件はそれらに続くCDM事業。

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