UPSは、中国・上海の2カ所にUPSエクスプレス用の小売センターを開設した。この種の施設は、同国内では同社初となる。
センターはいずれも上海市内のビジネス地区の一角に位置。一つは上海証券取引所、もう一つは上海市場会議センターにある。両施設ともにUPSが所有・運営する。
同社の拠点は全世界で7万カ所。中国でのセンター開設はこうした拠点の増強策の一環で、同時に中国でのブランド価値を高める目的がある。
同社は2005年の段階で、中国国内330都市以上に拠点を構えている。従業員数は計4000人以上。航空路線についても、米国の航空会社としては最も多くの空港に運航している。
UPSは今後、従来のメーカー関連に加えて、金融企業などの書類輸送や宅配の分野でも顧客を獲得していく方針。(翻訳)