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国内SCMソリューション市場規模/2010年に3,175億円

2006年08月24日/未分類

IDC Japan(株)は、2005年における国内SCMソリューション市場規模実績と2010年までの市場規模予測を発表した。

これによると、2005年の国内SCMソリューション市場規模は2,727億円で、前年比3.4%のプラス成長となった。今後は、2006年~2010年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)3.1%で成長し、2010年には3,175億円に達する見込みとしている。

IDCでは、国内SCMソリューション市場を、パッケージアプリケーションおよびインフラストラクチャソフトウェアを含む「ソフトウェア関連投資」、ITコンサルティング、インプリメンテーション、サポート、トレーニング、アウトソーシング/管理を含む「ITサービス関連投資」、そしてハードウェア、ネットワーク機器、通信サービスなどを含む「その他の投資」に分類している。

2005年の国内SCMソリューション市場のセグメント別内訳は、「ソフトウェア関連投資」が前年比4.7%増の404億円、「ITサービス関連投資」が前年比4.9%増の1,605億円、「その他の投資」が前年比0.5%減の718億円。

経済のグローバル化による国際競争の激化に伴い、製造業を中心として、アジア諸国を始めとする各拠点へのグローバル展開が進められており、企業間のバリューチェーンは複雑化を増している。

このような状況の中、バリューチェーンを構成する企業が協業し、情報を可視化する取り組みが活発化する動きがあります。今後、各企業間にて在庫状況、販売実績などの情報を可視化し共有するための手段として、SCMソリューションが導入されることが推測される。

IDCJapanのソフトウェアリサーチアナリストである鈴木利奈子は、「SCMソリューションベンダーは、目まぐるしく変化する市場環境に、迅速かつ柔軟に対応できる即応性に富んだSCMソリューションの提供が求められている。そのためには、『部門間および企業間協働による需要予測の精度向上のための支援』『RFIDを取り入れたSCMソリューションの提供』『インダストリースペシャリストの育成』が重要である」と述べている。

今回の発表は、IDCが発行したレポート「国内SCMソリューション市場2005年の分析と2006年~2010年の予測」(J6090105)にその詳細が報告されている。レポートでは、国内SCMソリューション市場の市場規模実績と予測、産業別動向等を提供している。

※IDCが定義するSCMソリューションを構成するコンポーネントには以下のような一連の構成要素と、その組み合わせが含まれている。

■SCMソフトウェア:ソフトウェアには、エンタープライズ系アプリケーションソフトウェアのほか、OSをはじめとするインフラストラクチャ
ソフトウェアが含まれます。
■SCMサービス:IDCにおける既存のサービス分類では、ソリューションとして提供され得るサービスに、コンサルティング、インプリメン
テーション、オペレーション、サポート、トレーニングのアクティビティが含まれます。
■その他:その他にはハードウェア、通信サービス、およびネットワーク機器関連支出が含まれます。(ハードウェアにはPC、サーバー、プリンター、ファックス、スマートハンドヘルドデバイスなどが含まれます。)

問い合せ
IDCJapan(株)セールス
Tel03-3556-4761
jp-sales@idcjapan.co.jp
http://www.idcjapan.co.jp

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