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ヨドバシカメラ/SAP Net Weaver MDMプロジェクト本格稼動

2006年09月13日/未分類

SAPジャパン(株)は、(株)ヨドバシカメラにおいて、業務プロセスの実行や情報統合に不可欠なマスタデータを統合するSAP Net Weaver MDM(Master Data Management:マスタデータマネジメント、以下:MDM)プロジェクトが本格稼動したことを発表した。

業務プロセス実行上や管理上の問題を解決するマスタデータの統合はあらゆる業種において重要な課題です。例えば、仕入先マスタや製品マスタについて住所・名称属性によりマッチングを行ない、レコードの同一性や重複を認識して管理すれば、マスタの不整合に起因する業務エラーを回避することができる。

MDMはこのような課題を解決すべく、複数のアプリケーションが混在するシステム環境下で動作しながら、重複して保管されがちなマスタデータの統合、集約を行い、データの冗長性や不整合を防ぐ。

この度、ヨドバシカメラは幅広い製品情報の体系化と販売促進を支援するためのプロジェクトの一環としてMDMを導入した。ヨドバシカメラが管理する膨大な製品や顧客情報の管理は、実際の店舗からインターネット上の店舗まで多岐に渡るが、今回のプロジェクトでは、ヨドバシカメラ店舗に設置された「KIOSK」端末上で、特定商品を検索する際のエンジンとしてMDMが活用される。

ヨドバシカメラはすでに導入しているmySAP ERPとの親和性、柔軟に検索条件を設定できることと検索スピードの速さを考慮し、システム基盤となるSAP Net Weaverプラットフォームの一機能であるMDMの活用に踏み切った。

同プロジェクトは機能評価期間を含め12ケ月にて稼動を実現し、ヨドバシカメラ店舗でのお客様サービスを拡充するツールと位置づけている。

今後、ヨドバシカメラのエンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(enterpriseSOA)をベースとした柔軟なシステムの設計開発を行うというコンセプトに沿って、ヨドバシカメラはMDMを中核としたシステムを製品情報を管理する中央レポジトリとして活用し、製品情報の作成・更新プロセスを一環化し、これによってマスタデータ管理の生産性を向上し顧客サービスをさらに充実させるため、今後幅広い領域にて展開する予定。

問い合わせ
http://www.sap.com/japan/contactsap
電話03-3273-3500

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