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香川松下電工/モーダルシフトでCO2が87%削減

2006年09月25日/未分類

香川松下電工(株)は9月21日、国土交通省の外郭団体である(社)鉄道貨物協会から、四国の企業・団体としては初の「エコレールマーク」の認定を受けた。

同社は、環境に配慮した物流の推進による地球温暖化防止(CO2排出量を年間87%削減)に寄与した企業として、2005年12月15日に環境省から「地球温暖化防止活動環境大臣賞」を受賞している。

香川松下電工(綾歌郡綾川町)から松下電工の東京物流センター(埼玉県草加市)への商品輸送の一部を、鉄道輸送に切り替えて、「モーダルシフト」を推進した。

日本通運(株)四国支店との協同企画によるこの「モーダルシフト」は、一般的なJR貨物の12フィートのコンテナと比べて31フィートと長く、同社が製造する長尺部材の積載が可能となった。

このコンテナは、両翼が開く集荷用大型トラックの荷台と同じタイプであるために左右両側からの積み込みが可能で、現場での作業効率も向上した。

綾歌郡綾川町から埼玉県草加市まで13tトラックで輸送すると、全走行距離が約880kmで、CO2の排出量は4,004kg(13t×880km×0.35kgCO2/トンキロ)だったが、鉄道へのシフトにより、トラックの集荷距離約20kmと配達距離約50kmで318.5kg(13t×70km×0.35kgCO2/トンキロ)、鉄道輸送距離792km(13t×792km×0.02kgCO2/トンキロ)と合わせると524.42kg。

このため、1運行あたりのCO2削減量は3479.58kg(4,004kg-524.42kg)で、約87%の削減となった。

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