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日本IBM/ローソンの新情報システム基盤を構築

2006年10月13日/未分類

日本IBM(株)は、(株)ローソン(代表取締役社長CEO・新浪剛史)の新情報システム基盤を構築した。新情報基盤システムは、2005年4月から構築に着手し、2006年6月から本稼動している。

2005年に創業30周年を迎えた、ローソンは「マチのほっとステーション」として、地域に密着した店舗業態を展開し、「Myローソン」を展開しています。このような経営環境の変化を受け、ローソンでは、事業活動と密接に関係している情報システムの刷新も図っている。

新たなシステム基盤の構築にあたっては、情報システムの全体最適に向け、ローソンにおける標準仕様を策定。また、従来、4か所のデータセンターに分散していた情報システムを、1か所のデータセンターに集約することに着手し、同時に、200台を超えるUNIXRやPCサーバーで実行していた財務会計や集配信といった基幹業務を、IBMRのオープンなメインフレーム「IBMRzSeriesR990(以下z990)」に統合し、連続してサービスを提供できる情報システム基盤を構築した。これらのシステム資源および運用・保守は、IBMのアウトソーシングにより提供される。

今回採用されたz990は、メインフレーム技術に加え、LinuxRやJavaRなどのオープン技術にも対応しており、独自メインフレームOSであるz/OSRとLinuxの両方を、1台のサーバー上で稼動させられることが最大の特長。

また、IBM独自の仮想化技術により、1台のz990上に複数の論理区画を設定することもでき、ローソンでは、2台のz990上に30個以上の論理区画を設定し、Linuxを多数稼動させることで、従来、200台を超えるUNIXやPCサーバーで実施していた業務を2台のz990に統合した。

ローソンでは、この情報システム基盤の刷新におけるサーバー統合により、サーバー台数やCPUの総個数が激減するとともに、運用・保守の合理化を果たし、CPU単位課金のソフトウェア・ライセンス料も低減され、情報システムの総コストを低減できると見込んでいる。

また、論理区画を活用することにより、開発環境を仮想的に手早く用意できるため、個別にサーバー機器等を調達する必要がなく、新規アプリケーションの提供も、従来に比べ約1か月以上短縮できると見込んでいる。

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