ヤマト運輸(株)は、通信機能だけではなく業務処理機能を兼ね備えたビジネスケータイ「E03CA」を12月から導入し、ビジネスシーンにおける携帯電話の可能性をより追求する。
同社は、MCP Caward2006のグランプリ賞を受賞するなど積極的にモバイルコンピューティングを進めている。この度、ビジネスケータイ「E03CA」に業務処理用のアプリケーションを搭載することで、携帯電話を今まで以上に有効利用することができると判断し、新システムの構築を決定した。
同社のセールスドライバー(SD)は、携帯端末(ポータブルポス)で売上・カード決済における与信確認等の業務処理情報を入力している。
それらの情報は、携帯電話の通信機能によりネットワークに接続され処理され、ここでの携帯電話は情報を「つなげる」役目をしているに過ぎない。
しかし、新システムでは宅急便の集配に関わる業務について、専用アプリケーションを搭載した携帯電話が、従来、ポータブルポスが担ってきた機能を果たすようになる。つまり、携帯電話一台で、業務処理と通信の二つの機能を果たすようになる。
臨時要員が増加する繁忙期においても大きな投資をすることなく、高品質なサービスをお客様に、提供することができ、従来の機器を導入するよりもコスト削減につながる。