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三菱電機/UHF帯RFID「リーダライタ装置」、「金属対応タグ」開発

2006年11月02日/IT・機器

三菱電機(株)は、リターナブルコンテナ管理や生産管理システムなどに最適な、新型の「UHF帯RFIDリーダライタ装置」と「金属対応タグ」を開発し、12月末から出荷を開始する。

今回、評価キットを導入したユーザーの検証結果などから強く求められている電波干渉対策機能を強化し、制御用端末とのインターフェース拡充を実現したリーダライタ装置と、パッシブ型で業界最長クラスの通信距離7M※3を維持しながら軽量化を実現した金属対応タグを開発した。

開発品の特長
1.6段階の送信出力調整で、電波干渉対策を強化(リーダライタ装置)
電波干渉対策として、これまではリーダライタ装置にLBT機能を搭載することで、他システムとの干渉軽減効果が得られた。今回、さらなる電波干渉対策として、リーダライタ装置から発射する電波の強さを、ユーザー設定により6段階に可変できるようにした。使用環境に合わせて送信出力を調整できるため、周囲環境からの電波干渉の影響を抑えるのに効果を発揮する。

2.LANインターフェース(10/100BASE-T)搭載で、柔軟なシステム構築が可能(リーダライタ装置)
従来のリーダライタ装置のインターフェースは、低速のRS232C×1ポートだったので、リーダライタ装置1台につき制御用端末を1台、接続しなければならなかった。今回、LANの通信規格であるEthernetの高速インターフェース「10/100BASE-T」を搭載した。複数のリーダライタ装置を1台のパソコンで制御でき、拡張性と柔軟性に優れたシステムの構築が可能で、生産管理システムなどに適している。

3.業界最長クラスの通信距離7Mの金属対応タグを軽量化(金属対応タグ)
電池が不要で金属面に貼付できる名刺サイズのパッシブ型RFIDタグとして、業界最長クラスの通信距離7Mを確保しながら、さらなる軽量化のニーズに対応するため、新素材を採用し、質量を従来品比で30%以上軽減した。

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