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ベリングポイント/短期間で、ロジスティクスの課題・リスク診断開始

2006年11月06日/未分類

ベリングポイント(株)は11月2日、企業のロジスティックス機能の現状を短期に診断、評価し、各企業の物流課題の抽出とその解決のための最適投資を提案する新サービス「物流クイックスキャン」(以下:物流QS)の提供を開始する。

物流QSは、多様かつ複雑化するロジスティックス課題を抱えている企業に対して、物流オペレーション、顧客・市場把握ニーズに基づき、企業の戦略、組織、業務、インフラ、といった経営全般の視点から企業の競争力やリスク評価することで、企業変革やそれに伴う投資の最適化を支援する診断サービスです。

診断は、ロジスティックス分野に関する物流部門責任者と現場、外注物流業者、さらに経営者層や荷主部門(例えば営業部門)などを対象に、独自に開発した100の質問をもとにインタビューを実施する。

その結果を①戦略、②組織、③業務、④インフラ、⑤顧客/市場の5つの視点から、役割や立場の異なる方々(経営者層、物流部門、アウトソーシング先等)からの回答を多角的に分析することで企業が抱えている戦略や投資、リスク管理および業務効率化、顧客サービスに対する課題を明確にし、競争力のある物流体制・プロセスを実現するための対応策を提案する。

物流QSの5つの視点
①戦略:経営戦略およびニーズに基づく戦略立案能力および実行能力
②組織:戦略を推進する組織体制
③業務:顧客ニーズ・戦略に基づく業務品質
④インフラ:業務を支える物流インフラ・情報システム
⑤顧客/市場:顧客ニーズおよび市場競争力(サービス・価格)の把握能力

この5つの視点から、「どの分野に課題が多いか」「将来のあるべき姿と現状のギャップがどのくらいあるか」「ユーザー部門と物流部門でどの程度の認識の相違があるか」「経営者層と現場でどの程度の認識の相違があるか」などの、企業の物流課題を抽出する。

さらに、ベリングポイントのコンサルティング実績に基づいて算出された業界平均と比較することで、企業のロジスティックス機能を客観的に評価する。

(社)日本ロジスティクスシステム協会によって実施された2003年物流コスト調査報告書によると、物流コスト削減策としては、在庫量の削減(15%)、物流拠点の廃止(13%)など物流面での施策が上位に挙げられている一方で、SCM的な物流管理手法の導入、物流部門の再編成・子会社化、他社の物流部門との業務提携・統合など組織再編、顧客サービスレベルの見直しなど物流部門だけ、自社だけでは解決できないような戦略・組織改革・顧客戦略など統合的な問題解決が求められている。

現在、リスク管理を含む事業継続性、企業競争力向上の観点からも各企業におけるロジスティックスの重要性は益々高まっており、その一方で顧客からのロジスティックスに対するニーズはより複雑化・多様化しており、いかに適正なコストで顧客のニーズに応えていくかが各企業のロジスティックス部門の抱える重要課題となっている。

従来の物流部門は営業部門・生産部門からの厳しい要求に応えるために過剰な在庫を抱え、緊急出荷などの例外対応に追われる中、コスト削減を要求されるケースが多く見られた。

物流QSは、従来考慮されていなかった企業の戦略や組織構造の視点も含めて経営的な視点から、物流機能を分析評価することで企業におけるリスク管理強化・投資最適化・顧客サービス向上による競争力強化を支援する。

なお、物流QSのコンサルティングは10日間、2百万円からを想定しており、製造業業界を中心に、今後1年間で50社への展開を目指す。

問い合わせ
ベリングポイント株式会社
マーケティング
電話03-5293-1010 (代表)
fmjpinfo@bearingoint.com

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