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フレームワークス/WMS導入期間が3ヶ月短縮

2006年12月06日/未分類

(株)フレームワークスは、WMSの新製品「Logistics Station iWMS G3」(以下:iWMS G3)の販売を開始した。

「iWMS G3」は製造・流通・3PL・物流業等の全業種のニーズをマーケッティングし開発をおこなったミドルクラス企業を対象とした中規模物流センター向けのWMSで、全機能をWebで提供する。

今まで国内外500サイト以上に導入され安定稼働している同社の上位iWMS製品の設計ノウハウ、データ構造を応用したもので、物流現場で求められる機能を標準として実装し、安定稼働性能を実現し、さらに短納期での導入を実現した。

従来のWMS製品に比べ、導入期間は1/2から1/3の3ヶ月以下に短縮した。

既に実導入を行っており、安定稼動しており、実績に裏付けられた新製品として、今後、「ミドルマーケットのスタンダードWMS」を目指し積極的に全国販売する。

同社製品は、ERPや複雑な業務の運用・管理、EDI/EAIなど、多様な周辺システムとの連携などを実現する大企業・大規模拠点・グローバル対応の高機能製品として定評があり、これまでに国内外で500サイトを超える導入と安定稼働の実績を持っている。

「iWMS G3」は、中堅規模の物流センターで最大の効果が発揮できることを想定して開発し、充実した機能と拡張性、および安定性に優れ、ROI(対投資効果)の高い製品。

G3の8つの特徴~機能・コンセプト~
1.全機能をWebアプリケーションとして提供
iWMSG3は、Webブラウザーとネット接続環境があればどこからでもWMSの機能を使うことができるWebアプリケーション。活用の利便性が高まるとともに、導入後のアプリケーション管理が容易。

2.高生産性システム構築ツールを適用
開発・導入に際し、Javaソースコードを自動生成するツール(キヤノンソフトウェア社制Web Performer)を適用したWMSアプリケーションで、業務知識、データに関する知識があれば、画面変更、機能追加などの開発における生産性が劇的に向上した。

その結果、導入実績では、従来のWMS製品に比べ、1/2から1/3の期間である3ヶ月以下で導入を実現し、現在、安定稼動をしている。

3.プロセスモデリング手法の導入
これまで様々な業種・業態向けにWMSを構築してきた経験とノウハウ、ERPの開発で利用されてきたビジネスプロセスモデリング手法を活用し、iWMS G3の設計・開発に応用した。

これにより、業務範囲を簡便かつ明確に把握し、最低限のカスタマイズでお客様のニーズに即したシステム構築することができ、設計開発プロセスが「見える」システム。

4.内部統制やRFID活用のガイドラインに対応
設計・開発時に用いたプロセスモデルは、システム導入時、内部統制への対応として必要となるプロセス定義に用いることが可能で、内部統制の導入に際しては、グループ企業(株)日本ビジネスクリエイトが、内部統制のコンサルティングサービスを提供する。

今後物流業界において普及が見込まれるRFIDの運用を見越し、iWMS G3にはEPC Globalが提唱する多階層梱包に適応した3段階の階層梱包の機能を標準実装している。

なお、同社はEP CGlobalのBusiness Actionグループにメンバーとして参加している。

5.DC/TC運用と無線ハンディターミナルを標準装備
通常、別ライセスで提供されるDC(在庫保管型物流センター)型、TC(通過型物流センター)型の運用機能を同一ライセンスの標準機能として実装。DC型、TC型のそれぞれの運用に加え、DC型/TC型混在運用、いずれのタイプの物流センター業務にも標準で対応することが可能。

物流現場での使用が一般化し、作業の効率化・帳票策現に寄与する無線ハンディターミナルの機能を標準実装した。無線ハンディターミナル用のオプションを導入せずに使用することが可能。

7.わかりやすい「ユーザーマニュアル」と「シナリオパッケージ」
業務フロー、業務フローにあわせた画面の移り変わり、入力データの意味などを図、画面イメージを用いて詳細に説明したわかりやすい「ユーザーマニュアル」を用意した。

マニュアルを用いた学習により、WMSに不慣れな作業者でも短期間にシステムの操作に習熟することができる。

iWMS G3の実画面が操作に従って表示される「シナリオパッケージ」を順次用意し、iWMSG3をインストールしていないPCでも、実際にiWMSG3を操作するように動作させ、使用の習熟度合いを短期間に高めることができる。シナリオパッケージの操作シナリオは、基本的な管理機能の部分から整備し、順次拡充する予定です。iWMSG3が提供する新機軸。

8.堅牢なセキュリティー、複数倉庫・複数荷主対応
使用者の権限・職責に応じ、使用する機能とデータについて、制限を詳細に設定でき、情報漏洩の防止、リスクマネジメントの実践ができる。

秘密保持が求められる複数荷主や複数倉庫の在庫・作業を一括で管理することができ、導入に要したシステム資産が徹底的にマルチ活用できる、ROA(対資産効果)の高いシステム。

●導入事例
富士フイルムロジスティックス(株)
iWMS G3導入開始:2006年5月中旬
iWMS G3導入終了:2006年8月中旬3ヶ月以下
導入拠点:大分倉庫、東京倉庫、大阪倉庫、札幌倉庫
取り扱い製品:OA事務機器
導入経緯:
富士フイルムロジスティックス(株)では、新規荷主獲得に伴い東京倉庫他3拠点での取り扱い業務の運用開始を短期間に行う必要があった。今後、取り扱い倉庫を増やすことが予定されていたので、運用保守が容易なシステムの構築が必須だった。

効率的な業務運用のため無線ハンディターミナルを当初より導入する計画で、事務OA機器は、シリアル管理により返品、リサイクル、倉庫間移送などの運用にも耐える必要があった。

iWMS G3は、これらの管理機能を標準装備していることに加え、新たな開発手法である「プロセスモデリング」をベースに短期間での導入が可能で、今後の多拠点展開が容易かつシステムの保守・運用が容易なWeb対応WMSとしてiWMS G3を選択した。

富士フイルムロジスティックス(株)の情報システム部、並木次雄マネジャーは「導入まで実質3ヶ月という短期間での活動ではあったが、大きなトラブルなく予定通り稼働でき感謝している。製品自体の信頼性ともに、フレームワークス社の支援体制と製品の拡張対応も満足できるレベルにあった」と評価している。

フレームワークスでは、iWMS G3をミドルクラス企業のためのスタンダードWMSとして位置づけ、マーケットシェアの拡大を目指し、自社直販、販売パートナー制度を拡大することにより全国展開を推進する。

価格は、基本ライセンス500万円~で、ライセンス、無線ハンディターミナルの通信ミドルウェアのソフトウェア、上流システムとのインターフェース構築などを含むiWMSG3の導入・構築費用は、およそ3,000万円が必要となる。

販売目標は、初年度ライセンス販売で年間1億円を目指す。

問い合わせ
http://www.frame-wx.com

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