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花王/廃棄物統合管理システムを運用、グループに拡大

2007年01月15日/未分類

花王は、廃棄物の処理やリサイクルについて、外部業者との契約管理、産業廃棄物管理票(マニフェスト)の運用管理、廃棄物数量データ管理などを統合して管理する「廃棄物・リサイクルガバナンスシステム」を開発し、9工場で運用開始した。4月からは、販売会社や物流会社なども含めた花王グループ全体で運用する。

自社サイトの中で「環境への取り組み」として言及したもの。花王の生産現場から発生する廃棄物は年間14万tで、できるだけ再利用・再資源化することで、最終的に埋立て処分する量を500tまで削減している。

こうした取り組みについて、花王では「処理業者や契約の情報を担当者間で共有化することは、透明性を高め、処理業者による不法投棄や不適正処理等のリスクを低減することにつながる」としている。また、マニフェストの処理状況をシステムで一元管理することでトレーサビリティや適正処理といった、コンプライアンスを確実にするほか、廃棄物品目や数量などをデータベース化、廃棄物削減やリサイクルの推進を容易にし、関連業務、処理費用の効率化を図る。

各工場で新たに廃棄物の処理やリサイクルを行なう際は、データベース化された情報を駆使して、適正な業者とコストを選び出せる。契約更新期限のアラームが届くため、契約切れなども回避することができるという。

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