LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

エコス/所沢物流センター稼動、RFIDシステム導入

2007年01月16日/物流施設

(株)エコスは、2月中旬をメドに「エコス所沢物流センター」の稼動を開始する。埼玉県下の既存2センターを集約・新設するもので、RFIDシステムを導入。状況を見ながら、今後既存の3センターにも導入していく。

現在、エコスグループの物流センターは埼玉県2か所、茨城県1か所、山梨県1か所、静岡県1か所の5拠点だが、埼玉県にある常温、低温センターを1拠点に統廃合し、物流コストの改善、店舗へのサービスレベル向上を図る。

新センターは、常温・チルド・冷凍の全温度帯をカバーする重要物流拠点に位置づけ、自社の取扱商品以外に、協同組合セルコチェーンの共同物流センターとして加盟店((株)さえき、(株)たからや)に物流機能を提供する。

エコスでは、2006年2月に山梨県のセンターでRFIDシステムのプレ実験を行い、ここでの成果を踏まえて実利用に踏み切るもの。

導入するのはUHF帯のICタグ「響」(日立製作所製)を利用したシステムで、リターナブルのカゴ台車にタグを付け、問屋-物流センター-店舗間でハンドリングなしのシームレスな運用を行う。また、問屋・卸にもカゴ台車を貸し出すなどシームレス化を進め、リードタイムの短縮を図る。これまでは問屋から物流センターへの納品の際、パレットの積み替えを行っていた。

所沢センターは総延床面積7,200㎡(2,163坪)で地上2階建て。1階部分にソーター・仕分けスペースを配置し、2階を在庫倉庫、事務所スペースに充てる。物流業務は(株)グルメンに委託し、稼動後は53店舗、最大100店舗までカバー。配送は低温2便 常温2便の1日4便体制で行う。

同社では「所沢センターの運用状況を見て、ほかの3拠点にもRFIDシステムを拡大していく」としている。

エコス所沢物流センター概要
名称:エコス所沢物流センター
稼働予定:2007年2月中旬稼動開始
所在地:埼玉県所沢市神米金198-1
総延床面積:2,163坪
建物構造:地上2階建て 1階:ソーター・仕分けスペース、受付事務所 2階:在庫倉庫、事務所
配送回数:1日4便体制(低温2便 常温2便)
取扱品目:青果・精肉・惣菜・日配品・パン・加工食品・菓子・米・酒・雑貨
配送体制:53店舗(最大100店舗体制)※稼動開始時の店舗数、共同物流店舗を含む
エコス所沢物流センターの運営体制
運営主体:(株)エコス
センター長:林亨(商品部物流担当マネジャー)
物流委託先:(株)グルメン
システム開発委託先:(株)日立製作所(WMS、RFIDシステム)

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース