出光興産(株)は、「出光グループCSRレポート2006」を公表し、輸送分野におけるCO2の削減について、2008年度目標を国内の燃料使用量を1990年度比で35%削減にした。
石油業界では、2010年度までに国内輸送部門(陸上/海上)の燃料消費量を1990年度比で9%削減する目標を掲げているが、同社は業界目標を上回る目標を設定しており、2008年度までに1990年度比で35%削減することを目標としている。
しかし、大型ローリーへの切り替え、同業各社との物流協力(共同配送など)などの施策を推進したが、輸送量増加によって2005年度の国内物流部門における燃料使用量は2004年度とほぼ同じ98.8千キロリットルとなり、1990年度比では24.8%の削減。
2006年度は、上記施策の推進で1990年度比30%削減を目指す。