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DHL/香港で3,500万ドル追加投資

2007年01月26日/物流施設

DHLは中国地域の貿易量に対応するため、香港で3,500万米ドル投資する。計画では、九龍半島南部に新しい施設を開設し、DHLの貨物処理能力を20%増強するとともに、業務上の相乗効果を高めるべく大規模なオフィス移転を行う。

新たに開設する九龍南サービスセンターは、香港での貨物処理能力を拡大し、すでにフル稼動に近い既存の二つの貨物処理施設を補完。2007年第2四半期までに稼動する。

現在、香港のDHLはチュンシャワンの九龍中央サービスセンターとツェンワンの九龍西サービスセンター2か所の貨物処理施設を運営。24時間体制で到着した貨物の仕分けと配送を行い、地元の荷受人に配達している。

また、出荷する貨物を集約して、香港国際空港にあるDHLのセントラル・アジア・ハブへ送り、専用の貨物輸送機や民間航空機に搭載。新施設がオープンすれば、貨物処理能力は1日4万5,500個に拡大する。これに伴い、香港の2か所のオフィスの従業員も、2007年第4四半期までに統合された新オフィスへ異動する。

このほか、2億1,000万米ドルを投資した香港国際空港のセントラル・アジア・スーパーハブの拡張が2007年後半に完了する予定で、完成すれば国際航空貨物の処理能力は大幅に増強されることになる。拡張前の現在でも、すでにアジア太平洋地区でのDHLのハブとしては最大で、完全稼動する2008年には、貨物処理能力が年間4,000万個に拡大する。

このハブで取り扱う貨物量は前年比20%の伸びを記録しているが、現在の施設で15万トン(2006年)以上を処理しており、「予測をはるかに上回る量」(スコット プライス・DHLアジア太平洋地区CEO)として、当初の拡張計画から6年前倒しすることになった。

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