トランコム（株）の平成19年3月期第3四半期財務・業績の概況（連結）の経営成績は、下記の通り。
特にロジスティクスマネジメント事業（物流一括請負事業）、物流情報サービス事業（求貨求車事業）に注力し、新規顧客の開拓、拠点の増設、品質と生産性の向上に努めている。
当第3四半期の連結業績は、売上高が413億1千7百万円（対前年同期比16.4％増）、経常利益は19億8千6百万円（15.5％増）、当期純利益は11億4千9百万円（18.3％増）。
セグメント別の状況
ロジスティクスマネジメント事業
前期開設拠点の寄与と不採算事業からの撤退、また各事業所における生産性の向上により、増収増益。
物流情報サービス事業
前期開設拠点の寄与及び既存センターの人員数の増強と生産性の向上により増収増益。
貨物運送事業
生協個人宅配業務の受託エリア拡大により増収となりましたが、共同配送部門における輸送効率の低下により、増収であったが減益。なお、現在拡大中の生協個人宅配業務に特化した100％出資会社3社を平成18年10月10日に設立している。
アウトソーシング事業
人員体制が整い、運営の安定化した。平成20年3月期を最終年度とする中期計画において、関東圏・関西圏への展開、物流センターなどへの設備投資の拡大を計画している。
関西圏への展開拡大を目的に、高末（株）との業務提携と合弁会社を設立した。これは、物流企業に求められる「品質」「対応力」「提案力」に応えていくためには、相応の事業規模が必要であり、両社が協力しあうことで、エリア拡大による事業規模の拡大を目指す両社の戦略を加速化させるもの。
合弁会社は商号を（株）CLIPとし、平成19年2月初旬に設立予定、平成19年3月に営業開始の予定で、関西地区をターゲットにした新規顧客の開拓及び新規事業の開発を目的としている。
