トランコムが1月25日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は482億3100万円（前年同期比5.4％減）、営業利益25億6700万円（15.4％増）、経常利益25億3900万円（15.2％増）、当期利益13億6900万円（15.1％増）となった。
各事業別の動向は、物流情報サービス事業で前第4四半期より低調に推移してきた貨物情報量が、第2四半期以降回復傾向となっているが、依然状況は厳しく減収減益となった。
ロジスティクスマネジメント事業は、前期に開設した拠点の寄与と、数値管理による各拠点の生産性向上の効果で増収増益となった。
貨物運送事業は車両の稼働率が向上し増収増益となった。
アウトソーシング事業は、業務請負部門の受託量が減少したが、経費節減とエムエスケイの連結子会社化などで増収増益となった
自動車整備事業は車両整備価格の低下、入庫台数の減少などで減収減益だった。
通期は積極的に関東圏、関西圏への進出を図り、物流情報サービス事業、ロジスティクスマネジメント事業と貨物運送事業とのシナジーを醸成し、売上高644億5000万円（1.1％減）、営業利益32億円（10.9％増）、経常利益31億6000万円（10.8％増）、当期利益16億8000万円（11.7％増）を見込んでいる。
