ローソンソフトウエアは、Deloitte Consulting LLP(デロイト・コンサルティング)と提携し、米国におけるLAWSON設備資産管理(EAM)ソリューションの市場拡大を図っていく計画であると発表した。
両社は米国のエネルギー業界と輸送業界を対象に協業を推進する予定で、LAWSON設備資産管理ソリューションは、これら特定業界の資産保有者やオペレータ、サードパーティの保守サービス提供者が、さまざまな種類の固定資産やモバイル資産の信頼性や利用度を最大化できるように支援する。
また、より長い稼働時間の獲得や、資本コストおよび運用コストの削減を容易にすることができる。
現在のローソンソフトウエアのEAMソリューションの顧客の多くはヨーロッパとアジアの企業だが、2006年4月の米国ローソンソフトウエアと旧インテンシアインターナショナルAB(スェーデン)の合併効果と今回のDeloitte Consultingとの提携により、米国のEAM市場に参入することになったもの。
エネルギーと輸送業界は現在、収益に影響を及ぼすさまざまなビジネス課題に取り組んでいる。特に、資産を効率的に管理する機能が重要になりつつあり、たとえばエネルギー業界では、SOX法を順守するにあたって、資産の状況を追跡すること、そして資産の潜在的な故障の可能性、または収益に影響を与える可能性がある休止を株主に通知することを重視している。
輸送業界では、コアビジネスに重点を置こうとするオペレータが増えていることで、サードパーティのメンテナンス会社が増加。こうした会社は、収益率は維持したまま、コストの低い効率的な資産管理を提供することに特に重きを置いている。