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ローソンソフトウエア/ファッション企業のオペレーション効率で調査報告

2008年02月07日/国際

ローソンソフトウエアは2月6日、ファッション業界の業績に関する実態の報告として、欧州・中東・アフリカ地域、米国、アジア・パシフィック地域のファッション企業を比較した業績評価基準測定に関するレポートを発表した。
レポートは、アパレル一般、スポーツウエア、アンダーウエア、高級ブランド品の4事業と、ブランド製造オーナー、デザイン・調達・販売に携わるブランド・オーナー、製造企業の3ビジネスモデルについて、調査したもの。
この調査の結果、欧州・中東・アフリカ地域の企業が年間5.8%の平均在庫回転率を示し最も高いことが分かった。米国の企業の年間5.0%が続く。各地域の上位25%の企業では、欧州・中東・アフリカ地域が年間12.8%、米国が9.5%だった。アジア諸国は、最も低い年間平均4.2%の在庫回転率で、上位25%に限ると年間7.8%。
欧州・中東・アフリカ地域の企業の一株当り平均利益はマイナスで、今後の大きな課題を示している、と指摘。さらにレポートでは、欧州・中東・アフリカ地域の企業がオペレーションの効率性を達成または維持する上で「なぜ投資が必要か」についても提言している。
一株当りの利益率で、アジアを拠点とする企業が最も高い値を示した一方、米国企業の売掛金回収期間は49.9日と、最も優れた業績を示してた。
ビジネスモデルの考察では、「デザイン・調達・販売に携わるブランド・オーナーが、製品の生産のみを行う製造企業に比べ、大幅に高い利益を得ている」「ブランドの管理または製造のみを行う企業は、複合モデルを採用している企業に比べ、高い在庫回転率を達成している」ことが分かった、としている。
ローソンソフトウエアの個別製造業界、ファッション業界担当のマーケティング・ダイレクタ、アンドリュー・ディーエル氏は「ファッション企業は、市場での製品の差別化を図るための改革、最新情報の保持、サプライチェーン管理、コスト削減、在庫レベルの低減のために、我々が提供するローソンソフトウエアのファッション・ソリューション『ローソン・クイックステップ・ファッション』といったテクノロジへの投資を行うべき」と話している。

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