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ニチレイ/定温物流事業、国内は増収増益

2007年02月07日/未分類

(株)ニチレイの平成19年3月期第3四半期の低温物流事業の業績は、売上高1,019億65百万円(前期比5.7%増)で、営業利益60億99百万円(18.6%増)となった。

国内事業は前年度稼働した新設物流センターなどにより増収・増益、海外事業も欧州地域の回復から増収・増益で、グループの国内における4~12月の入庫量は2,158千トン(2.1%減)、平均総合在庫率は38.1%(0.5ポイントマイナス)。

物流ネットワーク事業は、売上高526億89百万円(10.3%増)、営業利益15億31百万円(37.3%増)で、前年度に稼働した物流センターは増収に貢献、利益面も徐々に改善し、各物流センターにおいて生産性向上策を推進、特に課題事業所の改善を重点的に進め増益に寄与した。

運送事業は混載化による積載効率アップ、定時発着・パレット輸送の促進等により車輌の効率化が進んだ。

地域保管事業は、売上高353億円(1.9%減)、営業利益45億89百万円(10.0%増)で、前年度に廃止した事業所、当期に廃止決定した事業所の稼働率低下の影響などから売上高は前期を下回り、地域密着営業を推進したものの、原産地でのハリケーン等の影響から果汁原料の取扱高が減少、また畜産物の搬入量も減少した。

前年度から高い在庫水準にあった東京港湾・九州地区では当初荷動きが鈍化し在庫量が減少したものの、年末の集荷量の増加により取扱高拡大、ローコスト運営体制の定着化なども進み利益は前期を上回った。

海外事業は、売上高128億50百万円(12.8%増)営業利益4億78百万円(2.9%増)で、欧州(オランダ・ドイツ・ポーランド)地域は、EU拡大に伴う運送需要増加の影響などにより運送事業の拡大が大きく寄与し増収・増益となり、保管事業は果汁原料の取扱高減少や一般貨物の在庫水準は低迷したものの、課題事業所の閉鎖や一般貨物の集荷努力により回復基調へ転換した。

中国(上海)地域は、取引先の増店による取扱高増加はあるものの店舗当たりの取扱高は伸び悩み、配車の見直しや積載効率向上の徹底を図り収益改善を推進している。

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