ドイツポスト・ワールドネットのクラウス・ツムヴィンケル会長は2月13日、傘下のDHLが日本で国際エクスプレスサービスを開始して35年になるのを機に来日し、DHLが今後2年間で日本市場に110億円を投資すると発表した。
投資計画では、関西国際空港ゲートウェイの拡張、中部国際空港ゲートウェイへの貨物自動仕分け装置導入のほか、市川ディストリビューションセンターを新設するなど、1999年以降に投資した200億円に追加する形で今後2年間に110億円を投資する。
ツムヴィンケル会長は会見で、アジア全体での日本市場の位置付けについて「日本は製造、技術分野のリーダーであり、世界的な企業集積地として成長余力を秘めた魅力的な市場。日本企業の物流アウトソーシング需要は、今後本格化する見込み」と述べた。
DHLでは日本でのサービス開始35周年を記念して「世界初、日本初。エクスプレスといえばDHL。」とのスローガンを定め、2007年末までに同社のサービスを利用者した顧客に、ポイントに応じた賞品を提供するなどのキャンペーンを展開する。
クラウス・ツムヴィンケル会長