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NEC/高機能電子タグで飛騨牛の温度管理履歴閲覧の実証実験

2007年02月21日/IT・機器

NECは、IPv6通信機能を持つセンサー付き高機能電子タグを開発し、(株)東芝、横河電機(株)、NTTコミュニケーションズ(株)と共同で、飛騨牛の生産から販売まで一貫した品質管理を可能とする高度トレーサビリティシステムの実証実験を行う。

実証実験は「切れ目のない一貫したトレーサビリティ」をテーマに、飛騨牛の加工場である飛騨食肉センターから販売店までの過程を対象とし、岐阜県高山市で、岐阜県畜産研究所、飛騨食肉センター(JA飛騨ミート)、JAひだグループ、財団法人ソフトピアジャパンの協力を得て行う。

2月22日から3月5日は、JAひだグループの2店舗でトレーサビリティ情報閲覧の実証実験を実施。2次元コード読取機能付き携帯電話を持って店舗に来店すれば誰でも実証実験に参加できる。

NECが今回開発したシステムは、消費者が購入する牛肉の流通ルートや加工・輸送・販売工程での保管温度などの情報を切れ目なく蓄積することや、履歴情報へのスムースなアクセスが可能になるもので、「消費者が牛肉をさらに安心して食べることができる仕組みづくりに貢献する」としている。

食肉センターや販売店など流通に関わる事業者は、取り扱う牛肉がこれまでどのように品質管理されてきたかのデータを効率的に入手できるようになると同時に、次の工程に送る際には製品の信頼性を容易に示すこともできる。

また、消費者は店頭で購入する牛肉の2次元コードを読み取ってWEBサイトにアクセスすることで、店頭に至るまでの牛肉の流通履歴と温度管理履歴を知ることができる。

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