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矢野経済研究所/ドライブレコーダ市場活性化

2007年03月12日/未分類

(株)矢野経済研究所は、ドライブレコーダに関する実態を調査し、日本国内におけるドライブレコーダの市場規模(台数、金額)の販売動向、デバイスの採用動向、技術動向等を明らかにすることで、今後のドライブレコーダの動向を分析、2012年までの市場規模を予測した。

調査期間は、2006年6月~12月で、調査対象は、カメラ付きドライブレコーダの販売動向で、調査結果では、2006年、新規参入メーカにより市場が活性化、前年比324.8%(金額ベース)と急成長し、2006年は、ドライブレコーダ市場が開花した年であったとしている。

ホリバアイテック、富士通テン、カヤバ工業、オプテックス、エコテックなどが参入を果たした06年は、まさに市場開花の年であった。各社とも、独自色を出すために様々な機能を付加している。毎秒30フレームを記録するドラ猫(ホリバアイテック)、音声記録機能を持つOBVIOUS(アヴィアス)レコーダ(富士通テン)、多重トリガ機能を持つクルマメ(カヤバ工業)、独自の高精度トリガでトラック市場に食い込むドライブトレーナ(オプテックス)、白線認識機能を持つレーンパトロール(エコテック)など、ドラレコ市場は多様性を帯びつつある。

各メーカは、以前からドラレコの存在を意識していたが、いよいよ市場の生成期が終わったと判断したとみられる。

トラック向けの市場は、車体の単価が大きいことから、ドラレコへの投資は負担が少なく比較的導入はしやすい。特に、トリガを急発進・休停止に反応するように設定すれば、将来的には燃費向上に繋がることはユーザーメリットを高める。

しかし、トラックは「一度発生したら取り返しがつかない」ために、予防安全の機能やドライバー教育が重要である。タクシー向けとは、異なる設計思想が求められる。

今後、自動車保険会社の動向がキーとなるといわれるドライブレコーダだが、まだ2~3年かかるとみられる。海外ではドラレコ搭載車両の保険料の引き下げや、20歳未満への搭載義務化への動きがあるのとは対象的。

また、国土交通省が推進する先進安全車両(ASV)対策が一定の成果を出すにも2~3年かかるとみられるため、次のブレイクは09年頃になる可能性がある。

なお、調査結果を「ネットワーク化するドライブレコーダ市場の新展開とその戦略-プローブカーのキーデバイス-」として、136,500円(税込み)で、販売している。

問い合わせ
(株)矢野経済研究所
営業本部カスタマーセンター
TEL03-5371-6901

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