日本インフォア・グローバル・ソリューション（株）は3月16日、これまでの倉庫管理システムを刷新し、「インフォアSCMウェアハウスマネジメント9.0」（インフォアSCM WM9.0）として3月19日から出荷を開始すると発表した。
説明する中村定常務
インフォアは同製品から、アプリケーション連携を実現するためのSOA（サービス志向構造）化の取り組みを本格的にスタートさせる。
SCM WM9.0は1998年にリリースされた倉庫管理システム「EXceed」から発展を重ねてきたもので、受注、出荷、請求管理、物流・代理店管理、品質保証、返品管理など倉庫業務全般を支援するもの。
インフォアのSOA戦略「インフォア・オープンSOA」をベースに開発、業界標準であるESB（エンタープライズ・サービス・バス）の概念を取り入れ、ソフトウェアのコンポーネント化、コンポーネント連携の仕組みを提供する。
この仕組みによって、今後SCM、ERP、BI（ビジネス・インテリジェンス）など外部システムとの連携だけでなく、サプライチェーン管理全体をカバーするインフォアの各アプリケーションと連携し、トータルソリューションとしての活用も可能。
同システムが提供できる機能は、倉庫内の効率化、クロス・ドッキング、労務管理報告書などのほか、ヤード・マネジメント、イベント・マネジメント、パフォーマンス・マネジメント、RFIDなども外部拡張機能として提供できる。
