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欧州委員会、日本政府/情報通信技術分野でのより緊密な研究協力に合意

2007年04月09日/IT・機器

来日中のビビアン・レディング欧州委員会情報社会・メディア担当委員は4月6日、甘利明経済産業大臣と会談した。

会談の中でレディング委員と甘利大臣は情報通信技術が、日欧それぞれにおいて成長および競争力を促進する上で果たす役割について意見交換を行った。双方は、新たな革新的サービスの推進力としての次世代高速通信網の役割およびいかにそれを達成するかについて言及し、すべてのユーザーにとって利益となる効果的な競争を確保するための、全サービス提供者に対する相応なアクセスの確保の必要性について討議した。

双方は、成長と競争を促進するために情報社会技術研究が果たす役割について意見交換し、レディング委員はEUの第7次研究開発枠組み計画(2007~13年)への日本の参加を歓迎すると述べると同時に、日本の研究プログラムへより多くの欧州からの参加を期待をすると表明した。

また、レディング委員と甘利大臣は情報通信技術研究協力の強化に合意した。その第一歩として、欧州委員会は、日本政府の協力の下、年末に東京で「日・EU情報通信技術研究協力フォーラム」を開催する。さらに、RFID、e-アクセシビリティ、e-ヘルス、安全な道路交通などは共通の経済的・社会的課題分野であることから、さらなる相互協力の潜在性がある重要分野として挙げられた。

加えて、両者は新たなデジタル経済のためのコンテンツの開発および提供を促進することや、開発者、流通業者および消費者の便益が確実に尊重されることを目指す欧州および日本の政策に言及した。

最後に、レディング委員と甘利大臣は情報社会技術の利用を促進するための安心かつ安全な環境を創設するための日・EUそれぞれの取り組みに関して意見交換し、とりわけスパムやマルウェア(有害ソフト)に関する対策において既存の日・EU協力を強化することの重要性に関して意見の一致をみた。

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