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日新製鋼/中国鉄鋼メーカーとの合弁会社の設備増強

2010年09月03日/物流施設

日新製鋼は9月2日、中国大手鉄鋼メーカーの宝山鋼鉄との合弁により設立した「寧波宝新不銹鋼有限公司」が設備増強を行うと発表した。

同社は1998年の稼働開始以降、旺盛な中国のステンレス需要を背景に好調な営業を続けている。今後、高度化・高品質化していくマーケットニーズの動向を捉え、品質面での優位性を保持するのが設備増強の狙いだ。

寧波宝新不銹鋼は、中国方66%(宝山鋼鉄)、日本方34%(日新製鋼、三井物産、阪和興業)の出資により1996年3月に設立した。1998年12月に年産8万トンのステンレス冷延工場として操業を開始。中国の旺盛な需要に支えられて操業を続け、2005年までに年産60万トン体制となった。

中国のステンレスマーケットは成長が見込めることから、寧波宝新不銹鋼と出資者間で対応を検討した結果、2012年中の稼働を目標にBA設備、スキンパス設備をそれぞれ1基増設することにした。増強により、寧波宝新不銹鋼のBA製品の生産能力は現在の年間6万トンから12万トンとなり、全体の冷延生産能力も66万トンまで増加することになる。

増強計画にともなう寧波宝新不銹鋼の増資金額は3億4000万元(約45億円)で、出資各社はすでに8月に増資資本金の払込を完了している。増資を契機に、出資比率を合弁事業設立時の比率に変更した。

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