昭和電工（株）は、中国のカーエアコン用熱交換器製造会社「大洋昭和汽車空調（大連）有限公司」（以下：大洋昭和汽車空調）への出資比率を引き上げ、連結子会社化する。あわせて、大洋昭和汽車空調の生産能力を増強するとともに、ロールフォーミング技術の採用により従来品に比べて約20％高性能化を実現した新タイプの熱交換器の生産を開始する。
新たに実施する大洋昭和汽車空調の増資を昭和電工が引き受けることにより、大洋昭和汽車空調に対する出資比率を現状の35％から55％に引き上げ、大洋昭和汽車空調は、増資資金を主要設備の増強と工場建屋改築等の設備投資に充当し、生産能力を2007年末までに現状の約2倍にする。
現在、大洋昭和汽車空調は高性能熱交換器を生産し、中国のフォルクスワーゲングループ等への販売を行っています。今回の能力増強により、現行の販売に加え、中国生産を拡大している日系自動車メーカー向けにも供給を行う。
大洋昭和汽車空調の概要
名称：大洋昭和汽車空調（大連）有限公司
所在地：中国大連市大連経済技術開発区
代表者：董事長右井巧総経理門口恒孝
設立1993年
資本金15.1百万米ドル
出資比率：昭和電工（株）55％（増資前35％）、香港グランドオーシャン社25％（増資前40％）、大連冷凍機股イ分有限公司20％（増資前25％）
売上高107百万人民元（2007年予定）
従業員195人（2007年4月）
