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ローソンソフトウエア/中堅企業向けERPを提供、浅井ケント社長インタビュー

2007年05月07日/未分類

世界的な中規模市場をターゲットにしたERPベンダー「ローソンソフトウエア」の日本法人/ローソンソフトウエア ジャパン(株)が、本格的な展開に着手した。

2006年5月に、ローソンソフトウエアとインテンシア・インターナショナルが合併し、先に日本進出をしていたインテンシア ジャパン(株)を再構築する形で、ローソンソフトウエア ジャパン(株)が再出発し、2007年2月には浅井ケント社長が就任。

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浅井ケント社長

ローソンソフトウエアは、本社が米国ミネソタ州で、人材管理を中心としたERPを展開し、インテンシアは本社がスウェーデンで、エンタープライズ・マネジメント(ENM)を中心に、CRM、SCMなどの幅広い分野のシステムを提供してきた。

新ローソンソフトウエアは、SCMアプリケーションの開発、導入、保守、および利用のプロセスのシンプル化を進め、20の言語に対応する幅広いエンタープライズ・アプリケーション製品ラインを世界40ヵ国の4,000を超える顧客に提供していく計画だ。今回、ローソンソフトウエア ジャパンに就任した、浅井ケント社長に、日本での展開について伺った。

― 日本での経歴は
日本では、20年ほど携わってきました。バロースのエンジニアから始まり、日本エリクソン(株)でセールス・マーケティング部門の統括責任者、日本アムドックス(株)の社長を務めました。最初に来日したときに感じたのは、人材含めて経営基盤がしっかりしているとうことだった。現在は、環境が変わり、人口も減少する時代に入ったが、経営力は強くなってきており、今後の市場展開は楽しみだ。

― ローソンソフトウエアとは
世界的なERP市場で、3番目の地位にいる会社です。我々は中堅企業(売上高で100億円から1000億円)を中心とした顧客にしており、きめ細かで、顧客満足度を高めていくことで、市場を拡大していきました。
大手ERPベンダーと競合するのではなく、まず我々が専門とする分野、ファッションや食料品業界、製造業の保守メンテナンスなど、通常のERPではカスタマイズが避けられない分野において、顧客ニーズにあったパッケージ化したソリューションを提供してきています。

― ERPの市場は
特に、AS400ユーザーが中心です。中規模の企業の特質として、IT分野の人材を多く抱えられない。しかし、専門家が少ないが業務はできるだけシステム化を図ることで、効率化、コスト低減を具体的に必要としている企業が、メインフレームをオープン系に移行する方法としてERP対応を急がれている中堅企業、あるいはスモールサイズの企業が、我々のソリューションを採用することで、大幅な合理化を図ることができます。

― ターゲットは
日本市場ではすでに70社ほどの導入実績がありますが、日本企業が海外の現地法人、事業所での運用が主流です。今後、企業のM&Aの活発化により、ERPの一本化といったときに、弊社の製品の強みが出てきます。
さらに、人材を多く使う小売業・製造業やアパレルといった製造・企画管理・販売がグローバルに展開する分野での強みを生かせることができます。常に、中堅企業では、実際のシステム運用にかかる時間の短縮化がより求められているだけに、この市場に特化した販売を行ってきた強みが生かせるわけです。また、米国では病院のシステムをパッケージ化し好評を得ています。

― 日本企業へのアピールは
海外の生産、調達、販売が一般化しており、中小企業でもグローバルな展開が促進されており、コンパクトにシステムの提供ができる弊社の製品が受けいれられる大きな要素です。今後導入期間を3-6ヶ月に短縮させるとともに、アフターサービスのいいベンダーであり、日本企業のよきビジネスパートナーとして成長を目指す考えです。

■問い合わせ
ローソンソフトウエア ジャパン(株)
担当:田中
Tel.03-5423-6870
JP_Marketing@jp.lawson.com
http://www.lawson.com/wcw.nsf/pub/JP_Index

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