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新和内航海運/需要増に対応、大幅な増収増益

2007年05月11日/調査・統計

新和内航海運(株)の平成19年3月期連結決算は、売上高151億2000万円(前期比34.5%増)、営業利益12億5400万円(51.2%増)、当期純利益7億2200万円(3.2倍)と、大幅な増収増益だった。

専用船部門は、鉄鋼、セメント向け石灰石専用船が、鉄鋼の高生産、セメント生産の回復で前期を上回った。電力向けも石炭火力発電所の高稼働率を受けて好調だった。

一般船部門は、前期に引続き上期も堅調に推移、下期に入ってからは高炉改修などの影響で半製品の輸送量が大幅に増加したため、新たに船腹を増やし対応した結果、前期を上回る輸送量を達成。

また、鉄鋼副原料が順調に推移したことやコークスの国内調達に伴う輸送に対応して大型船を中心に投入した結果、前期を大幅に上回る輸送量となった。

また、電力関連の撒積貨物やプラントなど新規貨物の獲得も輸送量の増加に寄与。市況運賃については船腹不足で推移したことから、全般的に強含みに推移した。

専用船、一般船部門を合わせ全体としては輸送量の増加に対応し、適正船腹量、適正運賃を確保、輸送量・売上高ともに前期を上回った。また、用船料、燃料油価格の高騰などによるコスト上昇要因があったものの、収益面でも吸収し、前期に対し大幅な増収増益となった。

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